料理の裏側を知る
料理の裏側を知る
例えばこの料理

「ゆり根のお饅頭と蓬生麩と旬野菜の胡桃味噌田楽」
ですが、
例えば「くるみ」ひとつとっても、
私たちが里山のクルミの木を探し、収穫してきたものを、
一つ一つ割って、丁寧に取り出したもの。
つまり、天然の日本クルミ。
一般的なくるみは栽培されたアメリカ産のものなので、
そもそも質が違います。
もちろん、
どちらが良いということではありません。
言いたいことは、
違いが分からなければ、良し悪しも、自分の好みもわからないということです。
これが「料理の裏側を知る」
本当の意味です。
自分の好みや良し悪しを深く知るには、
料理の裏側を知ることが役に立ちます。
これが自分の判断をより正確にしたり、
緻密にしたりします。
基準は「自分」
不確かな現代社会ゆえに、
自分を知ることが今とても重要です。
p.s.
余談ですが、
百合根は、北海道山西農園さんが有機栽培で作った「月光」という希少品種。
店主が農園まで行き、生産者と会い、使用することを決めた食材です。
蓬生麩は、店主自ら手摘みしたよもぎと国産小麦粉を使用した手作り生麩。
里芋、レンコンは、無農薬無肥料で栽培されたもの。等々。
物語はさらに続くのです。
さらに詳細に続くのです。
情報だけでなく、関わった人の気持ちや感情や想いまでつながっているのです。
今、物語と言いましたが、
料理の裏側には物語がある。
実はそこに「おいしい」の本質があるのです。
「おいしい」は生きることなのです。
八王子無添加日本料理レストラン≪だしの和食 あじなお≫
店主 打味 直
≪だしの和食 あじなお≫のメニューはこちらから
